あっという間に11月になり、今年も残すところ
あと2ヶ月になりました。🏃♂️
ピアノを学んでいる生徒たちは
いま
ショパンコンクール in Asia というものに
参加をし、ポーランド人の作曲者の作品
や、ショパンの作品を
学び、たくさん練習し、コンクールという
舞台で発表しています。
同じ作曲家の作品を色んな年代の学習者が
各々の視点で 表現していて
その過程を聴けて非常に面白いのです。
結果に、
点数にばらつきがあることに、関して
よく質問をうけますが、
そもそも、
“ 古典 “ と 呼ばれるものは
時代によって様々な読まれ方をしてきていて。
その楽譜の読まれ方には、
文学同様、時代ごとの社会状況や
聴衆心理が反映されているとおもいます。
そんななか、
一つ正しい、というか、
真実なのは、
奏者には誤読する権利がある。
ということな気がしました。
音の間違いを許す、ということではけっしてありません。
表面的な誤読はもちろん正さないといけませんが、いま言いたいのは
内面の表現に関して、です。
そもそも、多様な読み方ができる、というのは
メッセージが単純なものとくらべて、
相対的に、長く残りやすい。
だから
“古典” になるんだとおもいます。
なので、
いま出た結果の点数だけに固執するのではなくて、
このような姿勢で、
長い目で、
クラシック音楽を楽しんでくれたら、
もっと豊かな音 表現が
表に出てくるのではないかな、
と 期待してしまいます✨