イメージしている音と、実際に出ている音のあいだ 🪐

Дорогие друзья!!

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

発表会が近づくこの時期、

多くの方が同じ壁にぶつかります。

「頭の中では、もっとこう鳴っているはずなのに」

「こんな音を出したいわけじゃない」

特に、大人になってからピアノを始めた方ほど、

音の理想像と現実の音のあいだに

大きなギャップを感じやすいものです。

実はこのギャップは、

練習不足だけが原因ではありません。

多くの場合、

  • 自分が出したい音
  • 作曲家が想定していた音
  • 頭の中で描いている風景

この3つが、まだ一つに結びついていないのです。

「綺麗な音を出しましょう」とよく言われますが、

音楽はそれだけでは成り立ちません。

作曲家によっては、

• 荒れた風景

• 冷たい空気

• 不安や緊張

• 静かな祈り

そうした美しくない世界

あえて音にしていることもあります。

その世界観を無視して

ただ“整った音”を出そうとすると、

音は平面的になってしまいます。

では、どうすれば

出したい音に近づけるのでしょうか。

私は、

音を変える前に、イメージを変える

ことが何より大切だと考えています。

頭の中で見えている風景が変わると、

不思議なほど、

タッチ・呼吸・間の取り方が変わります。

結果として、

同じ指・同じ楽器でも

音が変わっていくのです。

1月31日の発表会に向けて、

「間違えずに弾く」だけでなく、

  • 自分はどんな音を出したいのか
  • どんな景色を見ているのか

ぜひ、一度立ち止まって

考えてみてください。

音は、

指より先に、心とイメージから生まれる

私はそう思っています。

今日の一枚はモロッコ在住の心友から届いた写真です。

音のイメージについて考えていると、

こうした遠い場所の空気まで

ふと頭に浮かぶことがあります🧚

#ピアノ発表会 #大人のピアノ

投稿者:

Natsuko

宮崎なつこ/Natsuko MIYAZAKI  香川県高松市生まれ。 4歳でヴァイオリン、10歳でピアノを始める。 12歳より単身でロシアに毎年ピアノ留学をしグネーシン記念モスクワ中等特別音楽学校にてロシアの音楽教育を受ける。 香川県立高松高校卒業後、世界三大音楽院の一つのチャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院に入学し同院ピアノ科を卒業。 2009年 国際ピアノコンクール3位 (ロシア/ルーザ) 2010年 国際ピアノコンクール審査員特別賞・ラフマニノフ賞 (ブルガリア) 2013年 SPOLETO国際ピアノコンクールソロ部門2位 (イタリア) 2014年 ASTI国際ピアノコンクールソロ部門2位 (イタリア) 帰国後、黒田亜樹プロデュース ピティナ・ピアノ曲事典 公開録音コンサート スクリャービン・全曲録音プロジェクトに参加。 2013年に高松市にて『宮崎なつこ ピアノ&ヴィオリン教室 /Natsuko Conservatory of Piano and Violin』を開校。 ピアノ&ヴィオリンのテクニックだけではなく、演奏と音楽を通じて五感を養い広い視野と自分を知ることを伝えていきます。